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カメラも取り替え可能! 環境配慮スマホ『Fairphone』

SDGs

今や世界中に普及しているスマートフォン。コロナ禍の2020年においても世界出荷台数は12億台を超えることが予測されています。
その分、買い替えのサイクルも早く、毎年多くのスマートフォンがまだ十分機能するにも関わらず、レアメタル以外の大半のパーツがリサイクルされることなく廃棄されています。

その現状を打破すべく、オランダのスマートフォンメーカー「Fairphone」が持続可能なスマートフォンとして販売しているのが『Fairphone』シリーズです。

最新の『Fairphone 3+』は本体素材の40%に再生プラスチックが使用されており、さらに本体は可能な限り分解ができる設計になっています。

スマートフォンの買い替えの理由として、より高性能なカメラが欲しいという人が多いため、『Fairphone』は自分の手でカメラだけ最新のものに交換できるように配慮されています。
バッテリーやスピーカーなど他のパーツもそれぞれ取り外しができるため、修理が非常にしやすく、ハードウェアを買い替えることなく可能な限り長持ちさせることができます。
そして交換の際に返送された部品は、新製品の材料として使用されることになります。さらに、不要なスマートフォンをリサイクルすると『Fairphone』が値引きされるサービスを行っており、資源が循環するようなシステム作りがされています。

また、スマートフォンに使用されるレアメタルは紛争の原因となることが多いのですが、『Fairphone』では武装勢力の資金源にならないよう、紛争地域以外のものが採用されています。

他社の最新スマートフォンに比べると機能面や価格でやや見劣りする部分はありますが、地球環境に配慮する志が高く評価され、徐々にその販売台数を伸ばしています。
世界に浸透しつつある「サーキュラーエコノミー(循環型経済)」の好例として今後も注目したい事例です。

ライタープロフィール

神澤 肇(カンザワ ハジメ)
リボンハーツクリエイティブ株式会社 代表取締役社長

創業40年以上の制作会社リボンハーツクリエイティブ(RHC)代表。
企業にコンテンツマーケティングを提供し始めて約15年。
数十社の大手企業オウンドメディアの企画・制作・運用を担当。
WEBを使用した企業ブランディングのプロフェッショナル。
映像業界出身で、WEB、紙媒体とクロスメディアでの施策を得意とする。
趣味はカメラとテニス、美術館巡り、JAZZ好き。

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