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安定して成長し続けるGoogleマップ広告のトラフィック

コンテンツマーケティング

Googleはここ数年、ローカル検索やナビゲーションクエリによるマネタイズに力を入れてきた。Google検索でローカルショップの商品リストやロケーション情報を提供するローカルインベントリー広告、またはローカルパック広告など、Googleがローカル検索を成長エンジンとして捉えているのは明らかだ。

Googleのローカル戦略は、Googleマップにまで適用範囲を広げつつある。Googleマップのローカル検索の重要性は増しており、“場所の詳細を取得”のクリックからのトラフィックが増加している。

Merkle広告エージェンシーの場合、全トラフィックの中でもGoogleマップからのものが安定して伸びている。特にスマートフォンからのトラフィックが顕著に伸びており、今では約5%のトラフィックシェアを占めるまでになった。

店舗に足を運ぶ必要性から、持ち運び可能なモバイルデバイスによる利用が増えているのは明らかだ。そして目を引くのが、ノーブランドテキスト広告からのクリックシェアの増加だ。
まだシェア1%とわずかだが、ほとんどのユーザーは特定の店舗名を入力して検索しているが、広告主にとってノーブランドクエリの価値は見逃せない。広告ではなく、オーガニックのローカルビジネスのロケーションを表示する可能性が高いためだ。
理由は定かではないが、Googleマップでのノーブランド検索クリックシェアは、スマートフォンよりタブレットの方が高いのが興味深い。

いずれにしても、すべてのデバイスにおいてGoogleマップ広告からのトラフィックが増加している。
今後、Google検索のどの範囲までがマップに適用されるかはGoogleにしか分からないため、シェアがどこまで高まるかの予測は難しいが、成長エリアとしてマーケッターや広告主はGoogleマップの動向に注視すべきだろう。

Googleマップに関するトラフィックにおいて、近隣ショップのオプションを求めるローカル検索が増加する傾向は今後も続くとみられる。
ローカルインベントリー広告やローカルパック広告は、ローカルビジネスのビジビリティを高めるため、広告主にとってその価値が高まっている。
ローカルビジネスにとって、オンラインでのビジビリティが益々必要な時代になってきた。

ライタープロフィール

神澤 肇(カンザワ ハジメ)
リボンハーツクリエイティブ株式会社 代表取締役社長

創業40年以上の制作会社リボンハーツクリエイティブ(RHC)代表。
企業にコンテンツマーケティングを提供し始めて約15年。
数十社の大手企業オウンドメディアの企画・制作・運用を担当。
WEBを使用した企業ブランディングのプロフェッショナル。
映像業界出身で、WEB、紙媒体とクロスメディアでの施策を得意とする。
趣味はカメラとテニス、美術館巡り、JAZZ好き。

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