1つのインタビューから5つのコンテンツを作る方法
コンテンツマーケティング
あるプロジェクトのためにインタビューを行ったとしても、利用されるのはその10%に過ぎない。インタビューの90%は決して日の目を見ることはない。実はその90%には、価値のあるコンテンツが隠されている。
想像してみよう。数時間かけて豪華な食事を準備したとする。そしてゲストをもてなした後、その食べ残しを捨てるとしたら?もったいないと感じないか?
インタビューに関しては、そのようなことが日常茶飯事に起きているのだ。
どんなインタビューにも、様々な利用価値のある有益な情報が含まれている。利用されていなかった90%を使うことのメリットは。
- 限られたリソースから、できるだけ多くのコンテンツを作成できる。
- コンテンツのプラットフォームを増やすことで、閲覧者の増加が見込める。
- コンテンツの幅が広がり、違う分野からのユーザーと繋がることができる。
特定のプロジェクトに集中しすぎると、インタビューの内容が絞られてしまう。そしてプロジェクトと関係のない話題はコンテンツとして利用されることなく、捨てられてしまうのだ。
では、どのように残った90%のコンテンツを有効すればよいのか?
1つのインタビューから、5つのコンテンツを作る方法を説明する。
1) 音声インタビュー
音声で録音したインタビューは、次の2通りの利用方法がある。
- インタビュー内容をテキストコンテンツにする
- 数種類のコンテンツに編集利用する。
これらは、残り4つのコンテンツの元になる利用方法だ。
2) eブック
インタビューからeブックを作るのは簡単だ。
- 文字起こしをする
- 質問と回答形式に編集する
- あなたのブランドについての話題を加える
- PDFファイルに仕上げる
3) ブログ
インタビューの長さにもよるが、最低でも1つのブログ記事は作成しよう。インタビュー内容の数パートを選び、簡潔ではあるが有益で興味を引くような文章に仕上げ、リーダーからアクションを引き出すような構成にする。音声インタビューやeブックへのリンクも忘れずに。必要であれば、あなたが提供する商品やサービスへのリンクを貼っても良いだろう。
4) インフォグラフィック
情報データを可視化するのがインフォグラフィックである。Fast Companyはユニークなインフォグラフィックをほぼ毎日提供しており、徐々に人気を集めている。あなたのサイトでも、インタビューからインフォグラフィックを作成してみよう。
5) Twitter
45分のインタビュー内容であれば、人々の印象に残るような10-20のフレーズをツイートできるだろう。そしてそれぞれのツイートには、音声インタビューやブログ、eブック、その他のコンテンツへのリンクを貼ろう。数日ですべての内容をツイートするのではなく、数週間に渡り小出しにするとより効果が高まる。
ライタープロフィール
神澤 肇(カンザワ ハジメ)
リボンハーツクリエイティブ株式会社 代表取締役社長
創業40年以上の制作会社リボンハーツクリエイティブ(RHC)代表。
企業にコンテンツマーケティングを提供し始めて約15年。
数十社の大手企業オウンドメディアの企画・制作・運用を担当。
WEBを使用した企業ブランディングのプロフェッショナル。
映像業界出身で、WEB、紙媒体とクロスメディアでの施策を得意とする。
趣味はカメラとテニス、美術館巡り、JAZZ好き。