オーディエンス向けコンテンツを外部委託する方法
コンテンツマーケティング
あなたのオーディエンスについて、あなた以上に詳しい人はいないだろう。それと同時に、オーディエンス向けコンテンツの作成のために、どれだけの時間が必要かを一番理解しているのもあなたである。そして未だにコンテンツ作成を外部委託していないのは、それが不可能だと感じているからではなかろうか。しかし経験豊かなコンテンツプロバイダーとタッグを組めば、あなたのコンテンツ作成が大幅に楽になる。その方法を紹介しよう。
会社のイベントに、コンテンツパートナーを招こう
コンテンツパートナーにあなたの会社のことを知ってもらうためには、イベントに招待することが最も効果的な方法だ。そして彼らは、次の質問に答えられるようになるだろう。
- オーディエンスとは誰か?
- 彼らの好みは?
- 彼らの話題は?
- 彼らの心配事は?
- 彼らの望みは?
コンテンツパートナーに答えを押し付けてはいけない。彼らはプロとして、彼ら自身のやり方があるからだ。
要求を具体的に
エディトリアルカレンダーを埋める、もしくはマガジンのネタを探すためには、マーケティングチーム以外の協力が必要である。しかし会社規模の要求メールを送る前に、コンテンツパートナーが求めるストーリーを詳しく確認しよう。その方が、詳しくより具体的なメールの内容にすることができる。例えば次の2通りのEメール、どちらが良い結果を招くだろう?
「緊急:ストーリーのアイデアを求む!!あなたの力が必要です。本日中にいくつかのアイデアを送ってください。」
もしくは、
「次回のマガジンのテーマは、自社のソフトウェアを使うことで、期待以上の投資対効果を得ることができた企業について特集します。このテーマについてのストーリーを募集します。金曜日までにストーリーの要約を送ってください。その後、コンテンツパートナーが直接連絡します。」
コンテンツパートナーと社内の人脈を繋ぐ
オーディエンス向けコンテンツを作成するために重要な役割を担う社内の人物、例えばマーケティングマネージャーなどを、コンテンツパートナーに紹介しよう。あなたの役割はそこまでである。後のことは、プロであるコンテンツパートナーに任せれば良い。必要な情報は彼らが自ら入手するだろう。
常に情報のアンテナを張る
常にアイデアを求める姿勢を取ろう。期限が迫っているときには、うまくいかないものである。社内のマーケティングチームからは、いつでもストーリーのアイデアを受け付ける体制にすることが重要である。そして、これだと思うアイデアを提供してくれた個人やチームには、何かしらの見返りを与えよう。
オーディエンスを巻き込む
“リアル”なストーリーを得るためには、オーディエンスの参加が欠かせない。ブログの読者に呼びかけ、次回のコンテンツのアイデアを募集するのも良い方法だ。フェースブックなどのソーシャルメディアを活用して、ストーリーや写真を入手できる。次のマガジンの記事を決めるのは、ツイッターのフォロワーかもしれない。既存のチャネルを使うことで、オーディエンス中心のストーリーを、コストを掛けずに得られるのが最大のメリットだ。
ライタープロフィール
神澤 肇(カンザワ ハジメ)
リボンハーツクリエイティブ株式会社 代表取締役社長
創業40年以上の制作会社リボンハーツクリエイティブ(RHC)代表。
企業にコンテンツマーケティングを提供し始めて約15年。
数十社の大手企業オウンドメディアの企画・制作・運用を担当。
WEBを使用した企業ブランディングのプロフェッショナル。
映像業界出身で、WEB、紙媒体とクロスメディアでの施策を得意とする。
趣味はカメラとテニス、美術館巡り、JAZZ好き。